月に1回絵本の読み聞かせ会を行っています。
ご相談に来ているお子さんなら、どなたでもご参加いただけます。
読み聞かせを担当してくださっている荒川佳美さんは、保育士・早期発達支援士として、地域で読み聞かせ活動や発達支援に関わっていらっしゃいます。


読み聞かせ担当 荒川さんより
絵本の会を、担当している荒川佳美です。
2003年より、石川母乳育児相談室の絵本の会を行なっています。
保育士、早期発達支援士の資格を持っていて、図書館、ケアプラザ、小学校などでの読み聞かせの他、児童発達支援(リノおひさまのたまご)の運営と、発達相談(根岸地域ケアブラザ)の仕事をしています。
手掛けた絵本は、「まいにちがアドベンチャー」、と、製作協力絵本「丘のまちの物語」です。
絵本には、子どもの成長に欠かせない大きな力があります。絵本のこの力をたくさん借りて、楽しく豊かな時間を過ごしてくださいね!
例えば
- 言葉を育む力があります(日常生活で学べないやりとりを取得できます)
- 絵を読む力が育ちます(絵を読む力は、場を読む力につながり、コミュニケーション力が育ちます)
- 予測力が育ちます(赤ちゃんの本の必須要素である繰り返し話を聞くことで、予測力が育ちます。また、おはなしの途中に秘められた予想外の展開により予想外の出来事に対する対応力が育ちます)
- 経験値が増えます(絵本の主人公と同化することで、疑似体験ができ、人生の経験値を増やすことができます)
- 生活リズムが整います(同じ時間、寝る前など、に絵本を読むことを習慣にすることで、生活リズムが整います)
- 安定した心を育みます(ママやパパが、楽しい時間を共有してくれることで、赤ちゃんは安心で安定した心を育むことができます)
その他にも、絵本にはたくさんの力があります!
せひ、楽しんでくださいね!
いろいろな絵本があり、どれを選んだらよいか迷ってしまいますよね。
脳の成長、赤ちゃんの発達から考えた絵本の選び方の一つの目安をお伝えします。
- 赤ちゃんは、耳は胎児の頃から聞こえていますが、目は生まれてからゆっくりと育ちます。
目は発達が遅いので、淡い色は苦手です。
そのため、色は原色ではないハッキリした色(お茶漬けの永◯園の色合い)がオススメです。
原色やチラチラした色は、赤ちゃんの脳にとっては刺激が強すぎるため、場合によっては赤ちゃんは自分を守るため、その場限りでその情報を脳からシャットアウトしてしまいます。
それではもったいないので、色選びも大切にしてください。 - 同じく、目の発達はゆっくりなので、絵は大きなもので、見開き一つに一つの絵がオススメです。
細かい絵は、情報量が多く、刺激が多すぎるので、細かくないハッキリした絵の絵本を選んでください。 - 文が、絵と一致していて、リズムよく洗練された言葉で書かれているものを選んでください。
絵本の中には、絵と言葉が不一致なものもあります。
そうなると、赤ちゃんはなにをどのように理解すれば良いのかわからなくなってしまいます。
そのため、絵と一致したリズムのよい言葉で書かれているものを選んでください。 - 赤ちゃんは、手もまだ未分化なので、めくりやすいボードブックタイプの本がオススメです。
- また、まだ口で世の中を知る時期でもあり、何でも口に入れてしまうため、紙もインクももし食べてしまっても問題ないものを選んでください。
福音館書店のこどものとも012シリーズは、紙もインクも害のないもので作っているそうです。 - 耳は早くから発達しているので、ママやパパが簡単なお話しを覚えて「語って」あげるのも良いと思います。
- 目の発達と、耳の発達がズレているため、赤ちゃんは、描かれているものと耳で聞いているものが同じだとは認識できません。
全く見ていなくても、耳だけ聞いていることもよくあるので、ママやパパは、赤ちゃんが見ていなくても、めげずに読み(語り)続けてくださいね。
やがて、目と耳の情報が一致して「このおはなしとこの絵は同じものだったんだ!」と赤ちゃんが気づく瞬間は、感動ものです。 - 耳はよく発達しているので、わらべうたや手遊びうたを歌ってあげるのも、とても良いと思います。
わらべうたを通して、赤ちゃんは言葉のリズムを取得し、手遊びうたを通して、目と身体の協調を学びます。
①読んでいる最中にどこかへ行ってしまう。
読んでいる本の先のページをどんどんめくってしまう。
前述の通り、目の発達と耳の発達は成長速度が違います。
なので、どこかへ行ってしまっても、本の先をパラパラめくってしまっても、耳だけはきいていることも良くあるので、そのまま続けて読んであげてください。
②同じ本ばかり読んでもらいたがる。
赤ちゃんが選ぶ本には、その時のその子の成長に必要ななにかがあります。
そのため、同じ本ばかり、、、、と思わず、何回でも読んであげてください。
いつか、その本を卒業する時がきます。
③絵本に興味がない−その1
赤ちゃんにとって、その本のなにかが難しいのかもしれません。
本は、その本に書いてある目安年齢よりも幼い本を選び「十二分」に堪能した方が、その後の人生に良い影響を与えると思います。
④絵本に興味がない−その2
その絵本の分野に興味がないのかもしれません。
その場合は、その子が興味を持っている分野(電車とか、動物など)の本を選んでみてください。
なにか一冊でもお気に入りの本ができたら、しめたもの。
本は面白い!と思える本が見つかれば、その本をとっかかりとして、興味はだんだん広がります。
絵本を通した赤ちゃんとのラブラブタイム!!
かけがえのない、ひとときを楽しんでください。

※絵本の会は予約制です。詳しくは相談室スタッフまでお声がけください。

